ひとりが一番楽。あいづちが得意。 飲み会はパスしたい。敵は作りたくない。 彼氏はいなくていい…… ひとつでも思い当たるなら、 あなたの物語です。 オーライ (2000年 16mm 72分 製作 関西テレビ) |
ストーリー 差出人のわからないハガキ。探偵ドキュメンタリー。思い出せない、あのひとこと…… 得意のあいづちで人付き合いをソツなくこなし、一人が一番気楽だと思っている結。彼女のところへ、高校時代の同級生・野木が訪ねてきた。彼は、結あてのハガキを拾ったのだ。「結ちゃん、久しぶり。元気ですか?9月にイ」汚れて、差出人も読めないハガキ。野木は、差出人探しをネタも探偵ドキュメンタリーを撮ろうと、強引に誘う。そうして、結にとってかけがえのない思い出となる、奇妙な一日がはじまった────。 |
★日本映画監督協会新人監督賞ノミネート ★2000宝塚映画祭すみれ座賞 ★2000TAMA NEW WAVE特別賞 ★2001ゆうばり国際映画祭ファンタスティック映画祭観客アンケート1位ファンタランド大賞 |
誰もが感じる、ふとした迷い、不安、気づき。 各地映画祭で6つのグランプリを獲得した元OL監督の安田真奈は、そんな日常の中の感動や発見を、繊細で暖かなドラマに紡ぎあげる。うわべの人間関係に慣れきったOL結。他人に干渉しがちな野木。自分の殻に閉じこもる夏乃。夏乃を想いつつも、距離を縮められない酒屋。コミュニケーションの問題をかかえた若者達のドラマは、アーティストの作品や昔の玩具をからめつつ軽妙に進行し、やがて重いシーンに突き当たる。 ――何かしたいけど、何かしてあげたいけど、自分には何もできない―― 迷い、想い、悩んだ末、深い人間関係に目覚めていく結達。 エンディングでは、あたたかく「オーライ」な空気が画面からあふれだすのを感じるだろう。劇場公開時は、2度3度と足を運ぶ観客も多く、まさに「自分自身や友人を重ねあわせるような」等身大の友情ドラマとなった。 |
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「オーライ」推薦コメント・感想 |
★ 映画監督 大森一樹 「高校時代に初めてクロード・ルルーシュの映画を見た時のことを思い出した。巨大なカンバスにいっぱい絵具を塗りたくらなくても、手にしたスケッチブックを広げてさらさらと水彩で描けば映画になるのだ。思えば、そうやって僕らは 自分の映画を撮り出したのだ。」 ★女優 いとうまい子 「忘れかけた大切なことを思い出せる映画、それが『オーライ』。 優しさに包まれます。」 ★映画イラストライター 三留まゆみ 「安田真奈という映画作家は、いつも気負うことなく、ちょっといい話を、すい〜っと観せてくれる天才だ。そのフットワークの軽さ、台詞のうまさ、絶妙な間、まるで彼女自身がカメラで、映画のようだ。安田作品は、そこに映しだされる全てのものに愛情を注ぐ。その愛に満ちた視線がうれしい。」 ★映画監督 仲倉重郎 「あきる野映画祭ではじめて安田真奈作品に接した時、8ミリとは思えぬ構想力のすごさにうたれ、密やかな想いが胸にしみた。真奈ワールドは年ごとに磨きがかかり、深みを増している。」 ★東京国際映画祭 国際女性映画週間ディレクター 大竹洋子 「安田さんの作品には、気持ちのよい風が吹いています。」 ★FM802・FM横浜 DJ 仁井聡子 「なんだか昔ワクワクした、『憧れ』が『夢』に変わる瞬間の、不思議なココロの移り変わりを思い出させてくれます。もう一度見たい作品です。」 ★「ほかの人にも見せたい映画。 2回見たけれども、また機会があったら見たいと思う。」(大学生・男性) ★「何度も見ているのに、また涙が出てしまいました。」(20代女性) ★「気持ちの中にすーっと浸透していく、そして少し立ち止まって考えるきっかけをくれるそんな作品だと思いました。本当によかった!」(会社員・女性) ★「2回見ました。心の中にポッと何かが灯るような、忘れかけていた想いを思い出させてくれるような・・・そんな気持ちになれる映画に巡り会えて幸せです」(大学生・女性) ★「どれだけ本気で人と向き合えているかを考えさせられ、胸に迫った。」(30代女性) ★「これは、僕が今まで見た映画の中で一番の出来やと思います。人の心の中で壮大なドラマを描きながら、しかし社会性を損なうこともなく、自分達の視点で見ることができたので、とても親しみがわく作品でした。感動を与えてもら ったというよりも、幸せを与えてもらったという感じです。」(大学生・男性) ★「不覚にも、ホロリときてしまいました。」(会社員・女性) ★「それぞれの想いが複雑にからみあっていて、どれにも共感できる。何回も見ているのに、また涙が出てしまった。」(大学生・女性) ★「映画を見てるっていう感じがしないくらい、 すごく自然に入っていけて、共感した」(DJ・女性) ★「感動しました。と一言でいってしまうのももったいないですね。静寂な生活から熱いドラマがうまれる感じがしました。ありふれた日常の中での心情の動きのとらえかたの視点がおもしろかったです。」(彫刻家・女性) ★「気が付いたら涙が出てました。しみじみとやさしさが伝わってきたような感じでした。何だか、久しぶりにジーンとした気分でした。すごいですね……」(会社員・女性) |
キャスト |
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スタッフ プロデューサー:植村泰之 監督・脚本:安田真奈 撮影:森達之 照明:藤岡幹嗣 編集・録音:藤沢和貴 音楽:原夕輝 公開・上映 <東京>BOX東中野<京都>京都朝日シネマ<大阪>キリンプラザ<札幌>シアターキノ <名古屋>名古屋シネマテーク 2000 あきる野映画祭招待上映(東京)/2000あいち国際女性映画祭(名古屋)/2000宝塚映画祭(兵庫)すみれ座賞/2000TAMA NEW WAVE(東京)特別賞/2001ゆうばり国際映画祭ファンタスティック映画祭(北海道)観客アンケート1位ファンタランド大賞 |
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